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解き放たれしソフトウェア

GNU/LinuxなどFLOSSについて書いてみるつもり

PPP接続時のルーティング設定

設定 UNIX系OS Arch Linux Gentoo Linux

今時は PPP 接続をするにしても専用ルータ機器を用いる人が多いのでしょうけれど。 私はPCから直接に PPP 接続をしています。

それが珍しいのかなんなのかわかりませんが、PPP 接続に付随する機能が充実していないことが少なくありません。

例えば Windows なんか問題外で、PPPマルチセッションすらやれません(そもそもWindowsは欠陥商品なんですからしょうがないですが)。 GNU/Linuxでも、NetworkManager は、 PPP マルチセッションもやれません。 例えばフレッツは追加料金無しで2セッション可能なのに、昔のフレッツ接続ツールならばやれていたことも、 Windows でも NetworkManager でもやれないんです。

さらに、ディストリビューションによっては独自にネットワーク接続のフロントエンドをつくってしまっています。 Gentoo/etc/conf.d/net での設定もそうです。ここで設定したものがバックエンドに向けてパースされます。 Archだと、netctl というものがあって屋上屋を重ねています。netctl は PPP 接続に関しては欠陥製品で、うまく動きません。

また、pppd のフロントエンドには、 rp-pppoe というものもあります。これもときには屋上屋を重ねる罠です。

つまり、原点に立ち戻る(fallback)という発想が大切です。 いわゆる pppd 、つまり Paul's PPP Package の機能です。 結局はこれを知らなければ、フロントエンドを動かすにもよく知らないまま動かしてしまうのでしょうし、 フロントエンドにない機能でも、原点の PPP では実現可能なんです。

端的に例えば、PPP接続時にルーティングをしたければ、 /etc/ppp/ip-up.d/シェルスクリプトを書けばいいんです。 切断時の後始末には /etc/ppp/ip-down.d/ です。

例えばルーティング設定。 Gentoo であっても、 /etc/ppp/ip-up.d/ の方に書けば、 /etc/conf.d/net に書く必要がありません。 Arch でもそうです。 /etc/ppp/ip-up.d/ に書けば済むことで、その方がシンプルです。
Debian でも同じです https://packages.debian.org/jessie/amd64/ppp/filelist
Fedora は異質にみえます https://docs.fedoraproject.org/ja-JP/Fedora/17/html/System_Administrators_Guide/s1-networkscripts-static-routes.html

PPPマルチセッションにしても、 pppd ならば当然に可能なことなんです。 それなのに、 NetworkManager の製作者はマルチセッション接続の需要を黙殺している、それだけのことなんです。

それを今時は、専用ルータを電源入れっぱなしで動かしている人が多いからなのか、そのうえにマシン自体はルータと無線接続なんだかでしょうけれど、 マシンから直にPPP接続をするという原点が軽視されているのですよね。 残念なことです。